風の透る家
＜コンセプト＞
この住宅では、地球温暖化や雨水を土に返すことに注目し、設計の基本コンセプトを置いた。自然を上手く取り入れることで、できる限り設備に頼らない家について考察を深める。そこで近隣を流れる利根川、敷地に面した土手、これらの恵まれた周辺環境を利用することを考えた。
風の向きを読む。
日本は古来から、風や水を利用し、夏季の厚い気温から涼をとる知恵があったと聞く。そこで風が流れてくる方向を考慮して建物を配し、風の取り入れ口を設け、そこから入った風を建物全体に行き渡らせるというアイディアを盛り込んだ。ただ風を沢山取り入れたいのなら、その面に大きな窓などの開口部を設ければよいが、時に川面から吹く強い風に耐えられず、リスクを負ってしまうことを考え、分割した小さな窓を多く設けることにする。そこには川面から吹く風をコントロールしようとした意図がある。川面で冷やされた風が家の中に流れ込み、結果、クーラーの使用が著しく減り地球温暖化に少しでも歯止めがかけられると想定する
＜建築概要＞
竣工：2005年6月
主要用途：専用住宅
主要構造・構法：木造在来工法
■規模
地上2階 軒高 6,401mm 最高の高さ 9,035mm
敷地面積 221,255㎡
建築面積 110,470㎡（建蔽率49.93% 許容60%）
延床面積 239,408㎡ （許容対象面積 172,38㎡／容積率 77,91% 許容 200％）
１階 108,045㎡ 2階 96,985㎡ ロフト部分 34,378㎡
主要用途：専用住宅
主要構造・構法：木造在来工法
■規模
地上2階 軒高 6,401mm 最高の高さ 9,035mm
敷地面積 221,255㎡
建築面積 110,470㎡（建蔽率49.93% 許容60%）
延床面積 239,408㎡ （許容対象面積 172,38㎡／容積率 77,91% 許容 200％）
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